今回は、洗顔ソープの紙箱のフタを調整したお話をします。この洗顔ソープの箱は、長年に渡り採用されているものです。ところが使っていた用紙の供給がなくなるとのことで、やむなく用紙を変更することになりました。この箱は、フタを閉じながら「差し込み」を「切れ目」に入れフタをロックさせる構造。この差し込みロックが、新しく採用する用紙では少しゆるくなり、「差し込み」と「切り口」の形状を微調整することになりました。口止めシールで固定することはしない、このタイプの差し込みは、紙の厚さ・紙質によって微妙な違いが生じます。紙の厚さを考慮して「差し込身の形状」と「切れ目のカット」を変え試作を作成しお客様に確認してもらい、OK を頂き改良版が無事完成しました。
用紙:五條製紙 ラフバガス 350g/ ㎡
印刷:オフセット印刷+ ニス引き